矢こぼれが怖い。弓道がちょっとうまくなるコツ。
この記事を見てくれた方はいま、
弓道で悩んでいる、
矢こぼれを起こしている方かと思います!
こんにちは、ズボラなママで弓道歴20年のシダです。
矢こぼれとは、
引いている途中で矢が落ちること、
左手の手の内の上に乗っている矢が落ちることです。
矢こぼれは
暴発の原因にもなり危険です。
試合などでは大切な1本が減ってしまいます。
先にお伝えするのは、
くれぐれも、その状態で離す、矢を飛ばすことは危険なのでやめましょう。
暴発が怖くなり、スランプに入ってしまった仲間がいました。
どうしようもないときは、
打ち起こしまでもどしてください。
ピタっと身体に沿い、キレイな会を保つ。
あたるって気持ちいいですよね。
私は今日練習へ行きました。
すると、最近始めたばかりの感じの女性が
いま先生に指導してもらって、
的にあたったのー!嬉しい〜泣きそう!と。
歓喜していました。
その気持ち、大事にしてほしいと、私は心が暖かくなりました。
みなさんもしっかり改善して、そんな気持ちを思い出してくださいね。
本題ですが、
引き分けで矢こぼれが起きてしまう理由は、
初心者の場合。主にこの3点が原因です。
・人差し指で筈をおさえる位置が高すぎる
(かけで弦をひっかける位置が高い)
・顔の位置が矢に対して前にあるから
(物見がしっかり横に向けていない)
・捻りを加える際に手首だけで捻っている
では改善のポイントをお伝えします!
①取り掛けの時に、かけの縫い目と筈を近づけること
取り懸ける時に右手の位置が低く、人差し指と筈が接する面が少ないことで、筈を支える力が弱いです。
位置を下げ、縫い目の近くにする。
人差し指の付け根で筈をしっかりおさえるように
してください。
これで、矢こぼれが防げます。
Before
After
②打起こしで物見をしっかり入れましょう
顔の位置が矢に対して前にあるから
顔が前方に出すぎていて、矢を体の近くに引き込もうとしても、
体より先に顔にあたりすぎてしまい、顔で矢を押し出してしまいます。
その結果、矢先がこぼれてしまいます。
弓を上にあげる時に、
顔をしっかり的方向に向けてください。
ここで、顔の向け方が浅いと引き分けていく時に、矢が顔に当たってしまいます。
そして矢こぼれが起きます。
③腕全体で妻手の捻りをすること。
捻りを加える際に手首だけで捻っているため、矢こぼれがおこります。
妻手の親指の線を矢と平行になるようにし、
それを保つために腕全体で妻手の捻りをすること。
上腕三頭筋を外側に見せるようなイメージです。
長くなりましたが、1つ1つ試してみて改善を確認してください。
安全で、楽しい弓道ライフを送ってくださいね!